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ニュージーランドで活動しているフォトグラファー、Masaya Oharaの4回目の神戸での写真展。

『写心 of ホッとするニュージーランド』

ニュージーランドの雄大な、ゆったりした風景を見て、ホッとして頂く写真展。
そこに写っている人物と景色との対比で、更にニュージーランドの雄大さ、ゆったりさを感じて頂けるでしょう。

場所:Gallery 葉 kobe
期間:2010年5月11日(火)〜16日(日) 11:00〜18:30(最終日のみ16:30)

5月16日に無事終了しました。
多くの方にお越し頂き、そして、応援、気に掛けて下さり、とても嬉しく思いました。
そこでの様子を写真を交えてご紹介したいと思います。

 
 

【個展会場写真集】

この看板の写真と文句のお陰か、今回は、通りすがりの人がたくさん入場されました。
そして、暗くて見難いですが、左側に写っているのが、会場の新しい看板。オシャレです。

 

正面のディスプレイ。
会場のオーナーには、随分前から宣伝をして頂き、また、色々な場所でもご協力頂いて、ポスターを貼って頂いたりしました。
それらをご覧になっていらして下さった方もおられ、とても嬉しく思いました。
そして、ネット上でも、BlogやTwitterで宣伝して頂き、とても有り難かったです。
ご協力頂いた皆様にこの場をお借りして、お礼申し上げます。
有り難うございました。

 
入ってすぐに、Arrowtownの新緑とMilford Soundがお出迎えです。
 
入口方面からの様子。
 
階段の上から。
 

台の上には、オリジナル写真集が5種類、ウェディングのアルバム、Lake Mathesonの写真がありました。

 
左側の壁。ご覧のように、今回は写真で一杯です。
 

机の上にも写真を置きました。

 
これでもか、というくらいのNZパワー炸裂です!
 
仕事仲間であるAmicaleNZさんからお花を頂戴しました。有り難うございました。
 
M様、有り難うございました。
 
Y様、有り難うございました。
 
Y様、有り難うございました。
 
 

【思ったこと色々】

日本としては、3回目、神戸では2回目となる写心展でした。
本当なら、順番でいけば横浜だったのですが、諸事情により、神戸となりました。

今回は今回で、色々と気付かされたことがあり、勉強になりました。

前回のテーマは、自分らしく、ということで、ちょっと「重め」のテーマだったと思います。
今回は、肩の力を抜いて、皆さんに和んで頂こうと思い、「写心 of ホッとするニュージーランド」という題名にし、そういう写真を選びました。

前回同様、A3サイズ15枚で行こうと思ったのですが、友達の方から、もう少し枚数を増やしてほしい、と言われ、さてどうしたものか、と思案しました。
いくつか案を出し、色々と検討した結果、これなら妥協案としていいのでは?というものが出てきました。

理想は、全てA3サイズで枚数を増やすことですが、さすがにそれは出来ないので、A3サイズを今まで通り15枚、A4サイズを15枚にしてはどうか、と。

2月のAucklandの写真展では、全てA4サイズで出したのですが、それはそれでよかったので、なんとかなるのでは?と思いました。

結果から言いますと、ご覧の通り、全く違和感なく、ものすごく自然にA3サイズとA4サイズが調和されて並べることができました。

これを会場で見た時は、ちょっとした感動でした。(笑)
(是非、前回の会場の様子と見比べてみて下さい。)

掛けられない写真は、真ん中の台に置くことにしました。

これもある意味正解で、ある方から言われたのですが、1枚、上から見下ろした海の写真がありました。
この台に置くことによって、それがちょうど、僕が撮影したのと同じように見下ろした感じになり、それがとてもいい、ということをおっしゃって頂けました。

ぶっちゃけ、そこまで考えて置いたわけではないのですが...(苦笑)

他の写真も同様で、今回の並びは基本、「適当」です。
しかし、その「適当」がどうやら適当ではなかったようで、その方曰く、しかるべきところにしかるべき写真が置かれている、ということをおっしゃって頂きました。

見回してみると、なるほどなぁ、と、自分がやったことながら、感心して改めて見回しました。

そういう適当さで置いたのですが、それでも、意図的にここにはこれ、という置き方をしたものもいくつかあります。

4月に撮った黄葉の写真を、一番広いスペースに、多めのスペースを取って置きました。
写真はA4サイズと小さいのですが、このスペースの多さ、そして、ちょっと下げた位置に置くことによって、存在感を出したのですが、これはこれで正解だったようです。
多くの方の目を引いた写真となったのではないでしょうか?

あと、DunedinやChristchurchの教会の写真、その横に、Tekapoの教会と湖の写真を並べたのは、建物としてみてほしいと思ったからです。

と、こういう感じの並べ方でした。

写真そのものに関しては、何人かの方に指摘され、それに気付いて頂けたのが嬉しかったです。
ほぼ、全ての写真に、何らかの形で「人」が入っていました。
人が入っていなくても、人に関わるもの、例えば、建物や乗り物やら何やらが必ず入っていました。
(唯一例外は、黄葉の写真。)

これには意味があります。

そういう人を入れることによって、あたかも自分もそこにいるような感じになって頂く、観る人によっては、写真の中の人と自分が重なり、その写真の中にいるように感じて頂く、また、Wanakaの桟橋の写真がそうなのですが、そこに今すぐ行けるような錯覚を持って頂けるようにしました。

自然の風景写真というと、そこには人も何も関わらない、厳しいような、人が寄りつかないような風景写真もあります。
が、僕の場合は、そういう写真ではなく、「生活感」が感じられる写真、また、人も地球の一部であることを感じられる写真が好きなので、よく意図的にそこに人を入れるようにしています。
今回は、そういう写真を集め、展示したのです。

また、そうすることによって、写真の中の人とその景色の対比により、NZの雄大な景色が際立ちます。

さて、現場にいらして下さった方、そういう風に感じて頂けたでしょうか?

と、今回の写心展は、こういう考えの下、実施いたしました。

以下、僕が感じたことを箇条書きにしてみたいと思います。

  • 上記写真の看板のお陰か、飛び込みの方がとても多かったです。4分の1がそういう方々でした。中には、写真集を買って下さった方もいらして、とても嬉しかったです。中まで入られなくても、前回以上に、その看板を見入ってらっしゃる方は多かったです。

  • 6日間の開催で、前回同様、114名(見逃している人もいるかもしれませんが)の方がいらっしゃいました。有り難うございました。

  • 前回同様、落ち着く、とても雰囲気がいい、と言って頂けました。

  • 前回は、いいと言って頂いた写真はほぼ決まっていたのですが、今回は人それぞれにいいと思われる写真が違っていたようです。絵のような写真だね、と時々おっしゃって下さり、これは嬉しかったです。僕は、その絵のような写真を目指して撮影しているのですから。(だったら、絵を描けばいいじゃない、という突っ込みはなしで。(苦笑))

  • 写真をされている人が何人もいらっしゃったのですが、どういう訳か、ほとんどの人が今でもフィルムで撮影されているようでした。中には、デジタルに移行しようとしている方もいらして、ご相談に乗りました。

  • NZの花の写真展もいいのでは?というご提案がありました。検討させて頂きます。

  • 前回もそうでしたが、人がいると人が来ますね。これは、中に人がいるから、じゃぁ、入って見よう、というのではなく、予めいらっしゃる予定の人達が、ほぼ同じような時間にいらっしゃるということです。時には、きちんと対応できない時もあり、本当に申し訳なく思っております。

  • 個展とは全く関係のない話ですが、そうやってジーッと写真を見て頂き、それで落ち着いて頂けるなら、こんなカフェがあってもいいのでは?と思いました。
    「一人で入るカフェ」
    入場する時に、見たい写真(もちろん、僕のNZ写真で!)を選び、それを自分の席の前に飾るのです。それをボーッと眺めるもよし、本を読みながら、時々それを見るもよし、煮詰まっていたら、それら写真からインスピレーションを得るのもよし、なんていうカフェ。静かな音楽が流れていれば、きっと落ち着くのではないでしょうか。
    誰か作りません??(笑)

  • 今回は、頂いたお花の持ちがとてもよかったです。去年の個展の時は、途中から枯れ始めていたのですが、今回はそういうこともなく、ずーっと綺麗に咲いていました。今でも家で綺麗に咲いております。NZパワーのお陰?!

  • 今回も新たな出会いがあり、本当に嬉しく思いました。
    もちろん、前回来て頂いた方々にも再会でき、嬉しかったです。

  • 気候はなんか変でしたね。
    最初の頃は、雨が降ったり、気温が低かったり。
    中日辺りは、日が照ると暑かったのですが、日が陰ると、風がひんやりとしていて、寒く感じました。
    あれ?これって、NZの気候と同じじゃない!と思いました。(笑)
    もし、NZに行かれたことのない人は、その時の気候がNZの気候だと思って下さい。
    最後の2日くらいは、ようやく春らしく、暑くなりましたね。

と、ざっくりとこういう感じです。

さて、次は秋で横浜です。
もう既に展示内容は決めております。
今までとはまた違う内容なので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。

また、皆様にお会いできる日を楽しみにしています!

 


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