日本としては、3回目、神戸では2回目となる写心展でした。
本当なら、順番でいけば横浜だったのですが、諸事情により、神戸となりました。
今回は今回で、色々と気付かされたことがあり、勉強になりました。
前回のテーマは、自分らしく、ということで、ちょっと「重め」のテーマだったと思います。
今回は、肩の力を抜いて、皆さんに和んで頂こうと思い、「写心 of
ホッとするニュージーランド」という題名にし、そういう写真を選びました。
前回同様、A3サイズ15枚で行こうと思ったのですが、友達の方から、もう少し枚数を増やしてほしい、と言われ、さてどうしたものか、と思案しました。
いくつか案を出し、色々と検討した結果、これなら妥協案としていいのでは?というものが出てきました。
理想は、全てA3サイズで枚数を増やすことですが、さすがにそれは出来ないので、A3サイズを今まで通り15枚、A4サイズを15枚にしてはどうか、と。
2月のAucklandの写真展では、全てA4サイズで出したのですが、それはそれでよかったので、なんとかなるのでは?と思いました。
結果から言いますと、ご覧の通り、全く違和感なく、ものすごく自然にA3サイズとA4サイズが調和されて並べることができました。
これを会場で見た時は、ちょっとした感動でした。(笑)
(是非、前回の会場の様子と見比べてみて下さい。)
掛けられない写真は、真ん中の台に置くことにしました。
これもある意味正解で、ある方から言われたのですが、1枚、上から見下ろした海の写真がありました。
この台に置くことによって、それがちょうど、僕が撮影したのと同じように見下ろした感じになり、それがとてもいい、ということをおっしゃって頂けました。
ぶっちゃけ、そこまで考えて置いたわけではないのですが...(苦笑)
他の写真も同様で、今回の並びは基本、「適当」です。
しかし、その「適当」がどうやら適当ではなかったようで、その方曰く、しかるべきところにしかるべき写真が置かれている、ということをおっしゃって頂きました。
見回してみると、なるほどなぁ、と、自分がやったことながら、感心して改めて見回しました。
そういう適当さで置いたのですが、それでも、意図的にここにはこれ、という置き方をしたものもいくつかあります。
4月に撮った黄葉の写真を、一番広いスペースに、多めのスペースを取って置きました。
写真はA4サイズと小さいのですが、このスペースの多さ、そして、ちょっと下げた位置に置くことによって、存在感を出したのですが、これはこれで正解だったようです。
多くの方の目を引いた写真となったのではないでしょうか?
あと、DunedinやChristchurchの教会の写真、その横に、Tekapoの教会と湖の写真を並べたのは、建物としてみてほしいと思ったからです。
と、こういう感じの並べ方でした。
写真そのものに関しては、何人かの方に指摘され、それに気付いて頂けたのが嬉しかったです。
ほぼ、全ての写真に、何らかの形で「人」が入っていました。
人が入っていなくても、人に関わるもの、例えば、建物や乗り物やら何やらが必ず入っていました。
(唯一例外は、黄葉の写真。)
これには意味があります。
そういう人を入れることによって、あたかも自分もそこにいるような感じになって頂く、観る人によっては、写真の中の人と自分が重なり、その写真の中にいるように感じて頂く、また、Wanakaの桟橋の写真がそうなのですが、そこに今すぐ行けるような錯覚を持って頂けるようにしました。
自然の風景写真というと、そこには人も何も関わらない、厳しいような、人が寄りつかないような風景写真もあります。
が、僕の場合は、そういう写真ではなく、「生活感」が感じられる写真、また、人も地球の一部であることを感じられる写真が好きなので、よく意図的にそこに人を入れるようにしています。
今回は、そういう写真を集め、展示したのです。
また、そうすることによって、写真の中の人とその景色の対比により、NZの雄大な景色が際立ちます。
さて、現場にいらして下さった方、そういう風に感じて頂けたでしょうか?
と、今回の写心展は、こういう考えの下、実施いたしました。
以下、僕が感じたことを箇条書きにしてみたいと思います。
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上記写真の看板のお陰か、飛び込みの方がとても多かったです。4分の1がそういう方々でした。中には、写真集を買って下さった方もいらして、とても嬉しかったです。中まで入られなくても、前回以上に、その看板を見入ってらっしゃる方は多かったです。
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6日間の開催で、前回同様、114名(見逃している人もいるかもしれませんが)の方がいらっしゃいました。有り難うございました。
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前回同様、落ち着く、とても雰囲気がいい、と言って頂けました。
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前回は、いいと言って頂いた写真はほぼ決まっていたのですが、今回は人それぞれにいいと思われる写真が違っていたようです。絵のような写真だね、と時々おっしゃって下さり、これは嬉しかったです。僕は、その絵のような写真を目指して撮影しているのですから。(だったら、絵を描けばいいじゃない、という突っ込みはなしで。(苦笑))
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写真をされている人が何人もいらっしゃったのですが、どういう訳か、ほとんどの人が今でもフィルムで撮影されているようでした。中には、デジタルに移行しようとしている方もいらして、ご相談に乗りました。
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NZの花の写真展もいいのでは?というご提案がありました。検討させて頂きます。
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前回もそうでしたが、人がいると人が来ますね。これは、中に人がいるから、じゃぁ、入って見よう、というのではなく、予めいらっしゃる予定の人達が、ほぼ同じような時間にいらっしゃるということです。時には、きちんと対応できない時もあり、本当に申し訳なく思っております。
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個展とは全く関係のない話ですが、そうやってジーッと写真を見て頂き、それで落ち着いて頂けるなら、こんなカフェがあってもいいのでは?と思いました。
「一人で入るカフェ」
入場する時に、見たい写真(もちろん、僕のNZ写真で!)を選び、それを自分の席の前に飾るのです。それをボーッと眺めるもよし、本を読みながら、時々それを見るもよし、煮詰まっていたら、それら写真からインスピレーションを得るのもよし、なんていうカフェ。静かな音楽が流れていれば、きっと落ち着くのではないでしょうか。
誰か作りません??(笑)
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今回は、頂いたお花の持ちがとてもよかったです。去年の個展の時は、途中から枯れ始めていたのですが、今回はそういうこともなく、ずーっと綺麗に咲いていました。今でも家で綺麗に咲いております。NZパワーのお陰?!
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今回も新たな出会いがあり、本当に嬉しく思いました。
もちろん、前回来て頂いた方々にも再会でき、嬉しかったです。
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気候はなんか変でしたね。
最初の頃は、雨が降ったり、気温が低かったり。
中日辺りは、日が照ると暑かったのですが、日が陰ると、風がひんやりとしていて、寒く感じました。
あれ?これって、NZの気候と同じじゃない!と思いました。(笑)
もし、NZに行かれたことのない人は、その時の気候がNZの気候だと思って下さい。
最後の2日くらいは、ようやく春らしく、暑くなりましたね。
と、ざっくりとこういう感じです。
さて、次は秋で横浜です。
もう既に展示内容は決めております。
今までとはまた違う内容なので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。
また、皆様にお会いできる日を楽しみにしています!
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