いつもの看板。

今回のディスプレイは、いつもより色々と語ってみました。
残念ながら、中まで入って頂けなかった方もいらっしゃいますが、興味深くご覧になっている様子に、これはこれでよかったと思っています。
これは、会期途中のものですが、最終的には、ワインの瓶を置いたり、お出しするワインの写真を増やしたりし、賑やかになりました。

入ったところで2枚の写真がお出迎え。
その奥には、僕が勝手に述べる、ニュージーランドについて書いてみました。

右側の机が、今回の僕の居場所でした。

正面から。
机と椅子の数が増えているので、また雰囲気が違っていると思います。

奥側から。

今回は、座って見る写心展、というのが一つのテーマなので、座って見たらどう見えるか、という写真でご覧下さい。
まずは、真ん中のテーブルから。

この角は、昨年の「恋人達に捧げるニュージーランド」から評判のよかった5枚を選抜。
こうやって見ていると、とても落ち着きました。
さて、いかがでしょう？
立って見るのとはまた違って見えるので面白いです。
今回見逃された方は、次回、是非、それを体験して下さい。

今回の小物、その1。
ニュージーランド旅行パンフ色々。
旅行会社から取ってきたもので、これを見て、少しはNZに行ってみよう！という気分を盛り上げるためのものでした。

小物、その2。
花と匂いの出る乾燥花。
手前の花は造花ですが、各テーブル、それぞれ違うかわいらしい花を置きました。
そして、ピンク色のものは、今回のコンセプト「五感を刺激する写心展」に必要不可欠だったもので、匂いの出る乾燥花です。
ほんのりと匂ってきて、それがまた心地よさを増します。今回の匂いは、チェリー・ブロッサムでした。
入ってこられて、すぐに気付かれる人もいらっしゃり、とても嬉しかったです。

今回の大事な脇役。
ワンコインドリンクとお菓子です。
左から、オレンジジュース、ワイン、コーヒー。
お菓子は、とても有名なTimTam。懐かしいと評判でした。
オレンジジュースは、和歌山のみかんジュース。とても美味しいと好評でした。
ワインは、もちろん、NZワイン。ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ、リースリングの3種類をご用意。どれも満足して頂けたようでした。
コーヒーは、NZから持ってきたコーヒーです。ジャマイカ・ブルーマウンテン。

日本、NZ通算5回目となる写心展終了後、突然決まったこの写心展。たった2週間しか間は空いておりませんでした。
いきなりお知らせが届いたと思いますので、ほとんどの方が驚かれたことでしょう。
そして、ほとんどの方が思われた、どうして続けざまに？ということについて少々。

10月に、横浜、神戸と続けて写心展をし、色々と思うことがありました。
思ったことを実行したいのだけれど、次するとなると、早くて半年後、場合によっては1年後となります。
お店をやっていれば、365日、毎日試行錯誤をして、得られた反応をすぐに反映させることは可能ですが、僕の場合はそうもいかず、どんどんと先延ばしになってしまいます。
それではなかなか思うように事を運ぶことが出来ません。
また、僕としては、来て頂く人に楽しんでもらいたい、喜んでもらいたい、という思いでこういう活動をしております。
そのためにはどうすればいいか、を常に考えており、10月の写心展を通じて、それが少しずつ見えてきたような気がしました。

だったら、それをすぐに実行したい、と思い、実家から近い神戸の方でそれをやってみることにしました。
会場のオーナーにはかなり無理をして頂きました。
この場をお借りして、お礼を申し上げます。

今までやってきて、色々な感想を頂いておりました。大きく書きますと、
・居心地がいい。
・癒される。
・雰囲気がいい。
というものです。

これらを更に突き詰めていきたい、と思い、以前から頭の中にあったことを実行することにしました。

・立って見るのもあれですので、椅子の数を増やし、座って見て頂く。
・せっかくだから、NZに関するものを味わいながら鑑賞して頂く。

普通のギャラリースタイルではなく、カフェスタイルにしてはどうか？と思い、今回の「和みCafe ShashiNZ」となりました。
カフェに写真があるのではなく、飾っている写真が主で、それを盛り上げるためのカフェスタイルです。

最初はこう考え、お知らせの準備をしていきました。

が、色々なお店に行って、必要な物を買っていると、他のものに目がいき、あ、こうしたらもっとよくなるのではないか？というアイデアが色々と出てきました。

決定的だったのが、匂いの出る商品。
そのセクションに行った時に、ギャラリーであっても、こういういい香りのするものがあれば、更に居心地がよくなるのではないか？と思いました。

そういうアイデアを突き詰めていった結果、「五感を刺激する写心展」に至りました。

視覚 → もちろん、僕の写真群
聴覚 → 例の音楽
味覚 → 今回の目玉であるNZ白ワイン、コーヒー、オレンジジュース
嗅覚 → アロマ系の匂い(乾燥させたもの)
触覚 → 写真集に触れる

更に、飾りにも少し気を付けました。
僕は、男ということもあり、あまり飾りには興味がなく、その辺はあまり気にしていませんでした。
が、来て頂くお客様の多くは女性であり、では、そういう人達を更に喜ばせるにはどうすればいいか？ということで、ほんのちょっと気の利いた小物を置いてみよう、と思い、上記写真のように、各机に、造花ではありますが、そういうものを置きました。
女性って、そのほんのちょっとしたものを案外見ているそうですね。
こうしようと思ってから、こういう小物を買うショッピングが結構楽しくなりました。(笑)

また、更に気分を盛り上げて頂くために、NZ旅行のパンフレットも置きました。

展示する写真の方は、急だったこともあり、完全に新作ばかり、という訳にはいかず、しかし、過去の評判のよかったものと、一部新作(それでも20枚は新作でした)をご用意しました。

写心展が始まり、さて、どうなるか、ととても心配していましたが、たった2週間しか間が空いていなかったにも関わらず、2度目の方(常連さんも)、前回を見逃されていた方、更に、初めての方もいらして下さり、とてもとても嬉しく思いました。
やったらやっただけの出会い、再会がありますね。

ワインを味わって頂けた方々には、本当に美味しい、と、とても評判で、更に心地よくなって頂けたようです。
今回体験できなかった方には、次回は必ず、これを体験してほしいものです。

そして、椅子があることにより、飾っている写真を見るだけではなく、置いている写真集もじっくりとご覧頂けたことと思います。

これは、僕自身も体験したことなのですが、会場にいると、本当に心地いいのです。
NZでも、こういう環境の中で仕事が出来たら、と思ったくらいです。(笑)
疲れてふと見上げると、写真が目に入り、心地よい音楽や匂い。本当に癒しの空間でした。
これが面白かったのですが、会場を後にすると、どういう訳か、やたらと元気だったりするのです！
これには自分もビックリで、これって僕だけ？と思っていたのですが、来て頂けた方からも、同じような感想を頂戴し、僕だけではなかったんだ、と嬉しく思いました。
居心地がいい、癒されるだけではなく、そうやって元気になって頂けたというのは、企画としては、成功だったと思っております。

続けざまだったため、来て頂けた方の人数は、前回よりも少なかったのですが、それでも色々と反応が得られ、次回以降の写心展へのいいフィードバックが出来たと思います。

今回実施したものをベースに、これから展開していきたいと思っております。
もちろん、そこに安住するのではなく、少しずつ、新たな試みを加えていこうと思っていますので、今後の写心展をどうぞ楽しみにお待ち下さい。

思ったことを簡単に箇条書きします。

• 以前から評判のいい写真は、やはり今回も評判がよかったです。特に、日本人にとっては、星空というのはとてもお気に入りらしく、喜んで頂けました。

• 朝焼けの写真を見ていると、元気が出てくる、という感想も。それは本当にそう思います。同じ赤でも、朝焼けの赤と夕焼けの赤では違います。

• 3週間前と違い、基本的に天気のいい日が多かったです。特に土日は。もしかしたら、紅葉狩りに行かれた方が多かったかもしれませんね。

• 本当に居心地がいいので、「根っこが生えますよ。」と言いながら椅子をお勧めすると、しばらくしてから、「本当に根っこが生えました。」という感想を頂戴しました。これ、嘘ではなく、本当にそうなんですよ。

• そういう雰囲気だったからか、NZに一度でも行かれたことのある方からは、すぐにでも戻りたい！とおっしゃって頂けました。まだ一度も行かれていない方、既に来年行かれる予定の方からは、いい予習になったようです。

• 僕の個展を切っ掛けに、実際にNZに行く予定になっている方、計画を立てようとされている方、急に興味を持たれた方、そういう方々が増えて、本当に嬉しく思います。
  実際にNZの風景をご覧になり、僕の写心展に足を運んで下されば、また違った楽しみ方が出来ると思います！

• ウェディング写真も置いているのですが、1週間前に撮影させて頂いた写真も置かせて頂き、その和装の写真も評判よかったです。

• 今回、こういうコンセプトですることにより、自分が何をしていきたいのかが明確になってきました。一気には出来ないので、少しずつ小出しにいていきたいと思います。もちろん、企画も考えておりますので。

次はいつになるかは、今の時点では言えませんが、出来るだけ継続し、新たな出会い、再会をし、NZを媒介として、皆様との交流を深めていければ、と思っております。

改めまして、お礼申し上げます。
次回、お会いしましょう！