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『期間限定でもまさやさんの写真が飾られていたら素敵だな〜』
そんな一言から実現したAucklandでの写真展の第2回目。

『Do you know about Auckland?』

知っているようで知らないAuckland。
え?こんな表情もあったんだ、というAuckland。
今まで見たことがないAucklandを、是非、この機会にご覧下さい。
いつも見ている『オークランド』が違って見えます。

これら写真をご覧になれば、今すぐにでもその場所に行きたくなるでしょう。

場所:St. George Institute of Learning
期間:2011年1月24日(月)〜3月4日(金) 10:00〜16:00

3月4日に無事終了しました。
色々な方にお越し頂き、そして、気に掛けて下さり、とても嬉しく思いました。
そこでの様子を写真を交えてご紹介したいと思います。

 

【切っ掛け】

昨年の写心展は、St. Georgeという学校で働くスタッフであり、友達でもある人から、この学校で写心展をしませんか?というお誘いがありました。
今回は、先方からのお誘いではなく、自分の方からいかがですか、という旨を打診しました。
もちろん、返事はOK。
日本側で、昨年は4回も写心展をしたこともあり、やってみなければわからないことがある、だから、今回もAucklandでやってみよう、と思い、お願いしてみました。

開催日程の話になり、僕は、前回同様、1ヶ月くらいを考えていたのですが、主催者側から、6週間お願いします、と言われました。正直、長すぎないか?!と思ったのですが、これもやってみなければわからないな、と思い、それを受け入れました。

さすがに6週間、毎日は来られないので、最初と最後の週は毎日、それ以外は月水金、現場にいることにしました。

さて、どういう写真を展示するか。

去年は、夏のニュージーランドの紹介。
今回は、もっと狭めて、Aucklandの写真を出したらどうか?と思い、それをすることにしました。
そう思ったものの、果たして、AucklandでAucklandの写真を展示するってどうなのだろうか?という不安もありました。
だって、Auckland在住者であれば、見慣れた景色ですから。

もちろん、僕が出す写真なので、ありきたりな写真にはしないつもりです。
そういう人達であっても、お、と思ってもらえるようなものを展示します。
そうであっても、やはり反応に対して不安があります。

とりあえず展示内容は決まり、さて、昨年使ったフォトフレームでも出すかな、と思って、段ボール箱の中に入れていたものを、早めですが、12月に取り出しました。

全て出してみて唖然・・・

なにこれ?!?!カビが!!!

どういう訳か、フォトフレームの背面板にカビがびっしりと付いていたのです。
(この時の様子を写真で撮っていればよかった...あんなにカビって生えるものなんだ、と思いましたから。)

これはもうショックです。改めて買い直しか?と。
2回目以降は、使い回しが出来るので、費やす費用も減ると思っていたのに、また買わなければいけないのか...

頑張ってカビ取りをしたのですが、どうやっても無理そうなので、捨てることにしました。
が、フレームそのものは、プラスチックのようなもので出来ているため、カビは拭き取れば問題なさそうでした。
これは使い回し出来るかも、と思い、背面板の代替をどうするか、その対策を考えました。

色々と検討した結果、段ボール箱のまっすぐな部分を背面板にすればいい、という結論に。
更に、これには副産物もありました。
それは、軽量化。
今までは、木の背面板だったので、それなりの重さがありましたが、それが段ボールとなったために、重量が抑えられたのです。
これは、怪我の功名でした。

こういうトラブルはありましたが、早めにフレームをチェックしていたお陰で、開催直前にパニックにならず、また、軽量化出来た、というのはよかったです。
結果的に、有り難う、カビ!ということになりました。

その後は、順調に準備を済ませ、いつもと違う不安を感じながら、開催の日を待ちました。

会場の様子はこちらの写真群をどうぞ。

 

【写心展会場写真集】

エレベーターから降りるとこういう案内が。

 
受付の正面から開始です。
 

全体の様子。
この写真では見難いですが、写真の下に、企画ものとして「Auckland Quiz」を10問設置しました。
椅子のある壁の写真群は、主催者のお気に入り写真でした。
レセプションエリアで仕事をしているため、いつでも見られるように、と。

 
取引先のJapan Media Creations様からお花を頂戴しました。有り難うございました。
 

自己紹介の壁。
昨年撮影した、京都と奈良の紅葉写真と姫路城の写真。
机には、仕事写真のポートフォリオ、2冊のNZ風景写真集、ポストカードとVisitor's Book。

 
左側の壁。
 

右側の壁を中心に。

 
少し中に入ったところ。どこで撮影したかの案内図もあります。
 

左側の壁。
今回の写真は、春、夏をベースに展示しております。秋や冬の写真もありましたが、あまり季節感は感じられないものでした。

 

更に進んで、右側の壁。

 

昨年同様、この朱色の壁を使って、企画写真。
今回は、Sky Towerをベースに、町の夕焼け写真にしました。
色んなところで撮ったものですので、見え方がそれぞれ違っていて、面白かったと思います。

 

朱色の壁から見たところ。

 
 

【思ったこと色々】

蓋を開けてみると、今回はAucklandでの2回目、長期ということもあってか、前回ほどの方にいらして頂けなかったようです。
もちろん、土日はやっていなかったので、なおさらですね。

それでも、6週間という長期でこういうことをやることはどういうことか、というのがはっきりとわかりました。
これは、今後の写心展開催において、とても大事なことに気付かせてくれることでした。

僕が現場にいる時は、大概どなたかがいらして下さり、時間のある方とはじっくりとお話しさせて頂きました。

友達、仕事関連の方、2回目の方、初めての方、数年振りにお会い出来た方等々。

そして、今回特筆すべきこととしては、数人の方が日本から見にいらっしゃったこと。
僕の写心展を見に来るために、と言いたいところですが、残念ながらそうではなく、それぞれの滞在目的にちょうどタイミングがあったようで、来て頂けました。
どういう理由であれ、こうやって来て頂けるのは有り難いことです。
そして、一昨年から始めた写心展が定着し始めたのかな、とも思っています。

展示写真については、思ったよりも好印象で、嬉しかったです。

・普段見ているAucklandとは違って見える。
・まだ行ったことのない場所もあるので、そこに行ってみたくなった。
・あそこがこういう風に見えるんだ。
・色がいい、構図がいい。
等々、身近だからこそ、見えていなかったものが見えた、という方が多かったようです。

人気があったのは、今回テーマ写真として使った、Aucklandの町と空、でした。
あと、意外にも、花の写真を気に入って頂けたようです。

Aucklandには、南島のような壮大な景色はあまりありませんが、しかし、ここにはここのよさがあり、それを再発見して頂けたのであれば何よりですし、その僕の意図が伝わったのであれば嬉しいです。
また、自分で言うのもあれですが、Aucklandの魅力が十分出た、バリエーションのある写真群ではなかったか、と思っています。

あと、ちょっとした企画もありました。
上記写真の所にも書きましたが、「Auckland Quiz」として、10個のAucklandに関するクイズを写真の下に貼っておきました。
来て頂けた人に楽しんで頂ければ、という思いと、別の目的もありました。
出来れば、この学校の英語クラスで使ってくれたらな、と。
その僕の裏目的に応じるように、昨年、色々とお話しさせて頂いた先生が、授業でこのクイズを使ってくれました。
何もそういう話はしていなかったのですが、その先生がそういうクイズに気付いてくれ、僕の意図を汲み取ってくれたのは本当に嬉しかったです。

と、こういう感じの写心展でした。

回数を重ねれば見えてくるものがあります。
また、この写心展開催中に、とても悲しいChristchurchの大地震がありました。

そういうことからも通して、自分のやりたいこと、出来ること、僕にしかできないこと、色々なことが見えてきました。
いつまでこういうことが出来るかわかりませんが、色々な方にニュージーランドという場所を知って頂く、より身近に感じて頂けるようなことが出来れば、と改めて思った次第です。

ネタはまだまだあります。
無理なく、出来る範囲内で、知恵を振り絞って継続出来たら、と思っています。

来て頂いた方、そして、気に掛けて頂いた方、本当に有り難うございました。
心より、お礼申し上げます。

 


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