ここGallery葉kobeでの最後を飾るテーマは何が相応しいか?と考えました。
色々と考えた末に出てきたのが、ギャラリーの名前にもなっている「葉-Leaf」というテーマ。
僕は、葉を中心に撮影してきたわけではないので、そういう写真がそんなに一杯あるわけではありません。
僕の場合は風景が主体なので、その葉を拡大解釈し、葉が写っていればそれでよし、としました。
また、NZの風景だけではなく、日本の風景も対比として見せればなお効果的ではないかと思い、2枚で一組として写真を選びました。
結果的にはそれでよかったと思います。
2009年秋から使わせて頂き、結構色んなわがままを言って使わせて頂いていました。
オーナーの名前の一部がギャラリーの名前になっているのですが、今までの感謝の気持ちを込めて、こういうテーマが最後に相応しいと思いました。
こういうことを言うと格好いいというか恐縮ですが、僕はまだまだ発展途中。
ベストな状態での展示ではありませんでしたが、ここ数年培ってきたもの、今できる最大限のものを出し尽くしたつもりです。
よって、見た目はとてもスッキリ、でも、僕らしい展示になったのではないかと思っています。
オーナーもこの展示には喜んで頂けたようで、このテーマにして、こういう展示にしてよかった、と思っている次第です。
Gallery葉kobeでの最後の写心展がどういうものだったかは、下記をご覧ください。
看板とディスプレー。
昼と夜とでは見え方が違います。
ディスプレーに関しては、夜の方がより美しく見えますね。
入ってすぐの入口から。
記帳台。
入口入って右側。
右側の2枚は、本当なら入口に置こうと思ったのですが、既にポスターが貼られていたので、ここに置くことにしました。
左側は、NZの新緑。右側は、改修前の姫路城で、新緑。
フレームはどちらも手作り。
赤色の背景に葉を見せています。写真サイズはA3。
初めてこの手造りフレームをご覧になると、皆さんいいね、とおっしゃいます。
これは今後も続け、更にいいものにしたいと思っています!
日差しが差し込む風景。
本当に日差し、光って大事だと思います。
左側の緑のフレーム、これはこの写真に合わせて塗り直しました。
最初は緑だけだったのですが、何か足りない、と思って、白を点々と入れました。
するとそれが写真にピッタリ合ったのです。
差し込む日差しとマッチしていますが、僕としては、森の中の鳥の足跡、というイメージです。誰もそんなことは思わなかったようですが。(笑)
正面から見た会場内。
奥から見た会場内。
A4サイズ、四部作。
左から、NZでの秋に咲いた桜と紅葉、今年の春に撮った日本の葉桜、NZでの霜がかかった紅葉、京都での苔の上に乗った落葉。
趣が全く違います。
ふと思って、左側の2点のフレームを最終日だけ入れ替えました。
そうすると、左側の桜と紅葉写真が、黒フレームによってより引き立ちました。
ほんのちょっとの違いでここまで見え方が変わるのか、と思わされました。
最終日にいらっしゃったあるお客様は、その見え方に気付かれ、この組み合わせはいいね、とおっしゃっていました。
奥の六部作。
ここは、前回と同じように、黒フレームを使用。
そうすることによって、「テレビ効果」つまり、テレビを観ているような効果を出しました。
この飾り方も好評。
左側の2点。
左が、羊と黄葉。右が鹿と紅葉。
典型的な写真です!(笑)
NZらしさ、日本(というより、奈良)らしさが出ている写真です。
真ん中の2点。
左は箕面の古い和式旅館と紅葉、右はArrowtownの新緑。
これも双方の国らしさが出ています。
右側の2点。
左は、ChristchurchのHagley Parkの木。右は、箕面の紅葉。
どちらも存在感のある木です。
今回は、箕面の紅葉写真が多かったですね。
去年の秋に初めて行ったのですが、あまりにもいいので、自然と箕面の紅葉写真が多くなりました。
関西にお住まいの方は、是非、箕面の紅葉を見に行ってくださいね。
僕の説明資料や写心集。
最後は、一番広い面の6枚。
一番見せたい写真群をA3サイズで並べました。
ベタなフレームですが、このフレーム、マットがこの壁面の色にマッチしているのです。
左側の2点。
ここでも鹿と羊!(笑)
こうやって並べると、違いが明確です。
日本は紅葉が本当に綺麗。NZは緑が本当に綺麗。
メインとなる真ん中の2枚。
左は、NZのシンボルであり、今回の象徴写真。右は、新しくなった真っ白な姫路城を背景に桜。
実は、右側の写真にはツッコミを入れてほしかったのですが、誰も気付いていませんでした。
どういうツッコミかと言いますと、「葉」がメインじゃないじゃない!というものです。(笑)
全く葉が写っていないわけではないのですが、メインが桜なので。
一枚くらいそういう写真があってもいいかと思って、入れてみました。
なんであれ、シダはNZのシンボル、桜は日本のシンボルなので、いい対比になっています。
右側の2点。
これもそれぞれの国の違いが明確に出ていると思います。
嵐山の晩秋の風景。Wanakaの黄葉と青い空。
嵐山の方はわびさび的な写真で、Wanakaの方は、色の鮮やかさが見て取れる写真。
これもそれぞれの国の特徴がきちんと出ています。
どちらも評判が良かったです。
|