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ニュージーランドで活動しているフォトグラファー、Masaya Oharaの8回目の写心展。

『写心 of いろ、色イロ』 at 三宮

ニュージーランドらしい、いろ
ニュージーランドならではの、色
ニュージーランドにしかない、イロ を
ニュージーランドの景色と一緒に味わって下さい。
きっとお気に入りの色が見つかると思います。
色から刺激を受け、脳を活性化させて下さい。
そして、新たな写心展コンセプト『五感を刺激する写心展』の仕掛けを楽しんで下さい。

場所:Gallery 葉 kobe
期間:2011年5月24日(火)〜29日(日) 11:00〜18:30(最終日のみ16:30)

5月29日に無事終了しました。
雨が多く、そして、最終日は台風だったのも関わらず、お越し頂き、そして、応援、気に掛けて下さり、とても嬉しく思いました。
そこでの様子を写真を交えてご紹介したいと思います。

 
 

【個展会場写真集 神戸】

昨年の11月に急遽実施した、和みCafe ShashiNZのコンセプト「五感を刺激する写心展」を元に、今回の写心展を展開しました。
8回目の写心展で、2年のうちにここまで回数を重ねるとは、全く思ってもいませんでした。

それでは、まずは、会場の様子から。

一眼レフは修理に出していたので、コンデジにて撮影。
あまりいい解像度ではないのが恐縮です。

いつもの看板。

 

ディスプレイ。
通りすがりの人達は、ここをじーっとご覧になっていました。

 

入り口のところ。
ここにも写真はあったのですが、そのまま素通りされ、帰る時に、あ、ここにもあったんだ、とおっしゃってご覧になっていた方が多かったです。(笑)
奥には、「Auckalndと神戸の関係」「Christchurchの地震について」「色の効能」を書いて、張り出しました。

 

ビジターズブック。
ここに書いて頂けるコメントは、本当に励みになります。

 

正面から。
机と椅子があるので、ゆっくりとご覧頂けます。

 

左側。
読み物、見る物、一杯の写心展。

 

奥側から入り口方面。

 

今回は、色をテーマにしており、色ごとに写真を分けていて、それがとても好評でした。

白のセクション。
 

黄色のセクション。
写真のサイズは小さいですが、バラエティーに富んだ写真群なので、結構好きです。

 

緑のセクション。
右端の花の写真は人気がありました。今まであまりこういう写真は出していませんでしたから。

 

赤のセクション。
今回の一番人気。赤は強烈な印象を与えるようです。
特に、左側の赤三部作(朝焼け)は、一般ウケしないかな?と心配でしたが、蓋を開けてみると、皆さん、すごい、と声を上げていらっしゃいました。
狙った通りの評価を頂けると嬉しいですね。

 

その人気だった赤三部作。昨年の4月に撮影。
左から、Kaikouraの海、Lake Tekapo、Mt. Tasmanの朝焼け。この赤さに皆さん驚かれていました。
人気順は、Tekapo、Kaikoura、Mt. Tasmanでした。
海、湖、山、とそれぞれ違う場所での朝焼け、しかも、二度と見られない一期一会の写真群です。
これを見に来るだけでも、相当な価値があったのではないでしょうか?(笑)

 

青のセクション。
NZらしい写真が並んでいます。
色んな青があります。

 

カラフルな色のセクション。
虹の写真あり、花火の写真あり、ルピナスの写真あり、ジャカランダの花の写真あり、と、色んな色がありました。

 

今回お出しした飲み物とおつまみ。
NZ白ワイン、NZから持ち帰ったコーヒー(日本では味わえない味だったので、好評でした。New Guinea Goldというもの)、日本のミカンジュース。
そして、TimTam、NZから持ち帰ったクラッカーとディップ(アヴォカド、バジル、トマト味)。
味わって頂けた方々からは、本当にNZ気分に浸れると、とても好評でした。

 

そして、頂いたお花。
いつもいつも、Y様有り難うございます!

 
 

【思ったこと色々】

8回目の写心展、そして、「五感を刺激する」写心展というコンセプトで実施しました。
色々な仕掛けがあり、来て頂けた人は気づかれたでしょうか?

今回は、最初の2日間はとても天気がよく、夏のような暑さを感じました。
それ以降は、曇り空、時々雨。
土曜日は雨で、日曜日は台風の影響で雨風が強かったです。

そういう雨の状況でも、来て頂ける人がいて、本当に有り難いと思いました。

常連さんはもちろん、久しぶりにいらした方もあり、気に掛けて下さっているのが嬉しかったです。
面白かったのが、何気にネットで検索されて、僕の写心展を見つけた人が、1年半前にいらっしゃった方達だったり、6年ほど前にNZで出会っていた方だったり(まさか日本で再会するとは!)。
どこでどう繋がるか本当にわかりませんね。

こういう写心展をやっていて毎回思うのが、実施していなければ、会えていなかった人達がいる、ということです。
この時にやったから、お会いできた人達。
これが本当に不思議で、出会いのだな、と毎回思わされます。

今回、2つのイベントを実施しました。

一つは、NZクイズ。
残念ながら、回答して頂ける人は少なかったのですが、回答して頂けた方からは、面白かったとおっしゃって頂けました。
NZツウをうならせる作りになっていたので、若干難しかったかもしれません。
次回やるとしたら、もうちょっと敷居を低くした方がいいかと思いました。

二つ目は、撮影講座。
土曜日の部は、参加者はゼロ。
日曜日の部の方で、ご参加頂けました。

予定では、土曜日は構図、日曜日は露出についての講座予定でした。
が、このやり方だと、一回でも見過ごすと、その内容は受けられません。

日曜日受講の方から、予め、撮影に関しての問題点を伺っていました。
その内容を見て、やり方を急遽変更。
毎回テーマを設けるのではなく、参加者の問題点を解決する講座に変更しよう、と。
名付けて、「あなたの悩みを解決する撮影講座。僕だったら、こうする、をお伝えします。」
写真撮影って、これが正解というものはありません。
ですので、僕だったらこう撮影する、ということをお伝えし、それを参考にして撮影して頂ければいいのではないかと思います。

このやり方であれば、好きな時に参加して頂き、ご自身の問題点を解決し、更に次を目指せます。
今後も撮影講座をするのであれば、このやり方で行こうと思いました。

さて、実際に講座を始めてみると、その方達の知らなかったことが次々と出てきたため、感心しながら受講されていました。

特に大事なのが、「構図」。
これに関しては、展示している写真を使って、こうですよ、と全て解説。
それをご覧になって、写真の見方が変わった、とおっしゃっていました。
ほんのちょっとしたことで、鑑賞が深まるのです。

構図って、原理原則は簡単なのですが、実際に撮影するとなると簡単ではなく、とにかく、人の写真を一杯見、そして、自分でも撮影する。
そうして培われていくものです。
しつこいくらいにこうだ、とお話ししたので、それをものにして頂ければと思っています。

可笑しかったのが、その構図の原理原則を学んでから、ご自身の過去の写真をご覧になり、笑っていらっしゃいました。
あまりにもその原理原則に則っていなかったので。
それがわかっただけでも進歩です。

他にも露出やホワイトバランス、ISO感度についてお話ししました。
一気に習得は出来ないでしょうが、頭に一度入れておくことも大事です。
まずは、構図をものにして、次の段階で、露出やホワイトバランス、ISO感度の設定をされていくといいでしょう。

今回の参加者が、数ヶ月後、どういう写真を撮っているか、とても楽しみです。

最後に、今回思ったことを少々。

  • 色ごとに風景写真を分けていたので、それがとてもいい、という評価を頂きました。

  • 今まで余り出していなかった、花や動物写真が人気でした。

  • 雲がキレイ、特徴がある、という声が多かったです。

  • NZワインを味わって頂けた方々からは、本当にNZに行った気分になれる、とのことでした。

  • 1日目と2日目では、前回、同じ時間帯にいらっしゃった方達が、偶然にも、また同じタイミングでいらっしゃいました。
    これはすごい!と思いました。

  • 別のギャラリーで長年アーティスト活動をされている方達がいらして下さり、色々と参考になる話を伺いました。自分はまだまだです...

  • 通りすがりの方でも、NZに行ったことがある、という人、お知り合いの方がNZに行かれたことがある、という人がいらっしゃいました。
    案外、NZって身近なのですね。

  • 人が一杯来ると、どうしても他の方への対応が出来なくなります。この辺はどうにか出来ないかなぁ、と思っているのですが、難しいところです。

  • 最終日は台風だったので、誰も来ないだろう、と思っていたのですが、それでも来て頂けた人がいて、嬉しかったです。

  • 撮影講座を夜に開催してほしいという声がありました。
    会場の都合もあるので、現時点では何とも言えませんが、検討させて頂きます。

と、こういう感じの写心展でした。
やる度に課題が出てくるのですが、どうにかして克服し、少しでも前進できれば、と思っています。

次回は、全く違う感じの写心展を企画しております。
どうぞお楽しみに!

 


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