今回は、「天空のしろ」というテーマ。
しかし、「しろ」は「城」という表記にしていませんでした。
これをご覧になってどう思われたでしょう?
このページを見て、そういうことか!と思って頂ければ幸いです。
それでは、今回の様子をご覧下さい!
看板。
今回のDMやポスター写真は、かなり地味です。でも、その地味な写真から、色々と想像を膨らませてほしい!という願いがありました。
ディスプレイ。
2015年のカレンダーも飾ってみました。
入って左側に、2種類の自己紹介文。
入口すぐのところに、今回の写心展の説明文を。
これを読んでから見て頂きたかったので。
記帳台。お名前を頂戴しました。
正面から見た会場内。
奥から入口方面を見た会場内。
販売物色々。2015年の壁掛けカレンダー、卓上カレンダー、写心集等々。
今回は、「写心 of 天空のしろ」ということで、「城」ではなく、「しろ」にしました。
この題名を見て、ほとんどの方が、例の城を思い浮かべたようです。
それはそうでしょう。でも、そういう「ありきたりな」見せ方をしないのが、僕です!(笑)
見せ方にも一工夫、二工夫することによって、見て頂ける方にも楽しんで頂きたいと思っています。
「しろ」にしたのには理由があります。
僕の写心展では基本、NZ風景写真を見せております。
NZには当然、例のお城なんてありませんので、さて、どういう風に見せるか?と考えました。
天空の「城」にしてしまっては、あの城のことになってしまう。それではダメ。
どうしようか、と考えて、「城」をひらがなの「しろ」にし、「しろ」というなんらかのテーマでセクション分けし、それに関する写真を展示すると面白いのではないか?と思って「写心 of 天空のしろ」にしました。
かなり強引かもしれませんが、そうすることによって、見て頂く皆様に、ああそういう見せ方もあるのね、と思って頂ければと思いまして。
結構強引なこじつけもあるのですが、なるほど、と思って頂けたのではないかと思います。
全て例のお城写真かな?と思った人にとっては肩すかしだったかもしれませんが、NZのことをあまり知らない人にとっては、新鮮に観て頂けたのではないかと思います。
(ちなみに、1回分の写心展が出来るくらいの数の「天空の城」写真はありますよ。)
それでは、各セクションごとにご紹介。
まずは、入ってすぐのところ。
「天空の白い輝き」
天空の「白い輝き」、それは、「太陽」!
こういう写真は過去にも展示していますが、こうやって並べると違って見えるようで、特に左側の写真は評価が高かったです。
「天空の白い星々」
NZの星空はほんとうに美しいです。やはりこれを見て頂かないと。
何度もLake MathesonやLake Tekapoの星空写真は出していますが、写した日時は違っていたり、撮影場所が微妙に違っています。
やはりTekapoの星空はとても評判が良かったです。
また、これは、後で説明する例の写真を見せるための布石でもあったのです!
「天空の白い頂き」
この題名、意外と気に入っております!(笑)
NZには高い山がいくつかありますし、どれもが特徴的。それを、「白い頂き」として出してみました。
左は、NZで一番高い山Mt. Cook、真ん中は、会場から直接そそり立っている山としては世界で一番高い山Mitre Peak、右は、富士山に似ていると言われるMt. Taranaki。
画面左と中央の写真、ずーっとボツにしていたものです。なんか使い勝手が悪いな、と思って。
しかし、このコンセプトを思いついた時、とても合っている!と思って採用しました。
その狙いは当たっていたようで、これら写真はとても評判が良かったです。
ただ見せるだけではなく、どう見せるか、それは、コンセプトも含めて、そういうものも大事だ、と思わされました。
右側のMt. Taranakiの写真と黒い手作りフレーム、これらの色合いがとてもマッチしていていると思います。会場のオーナーもそう思ったようで、気に入ってくれました。
一番奥のセクション。
ほとんどの人は気づいていませんでしたが、どうしてこの区画にこういう写真を置いたか?
左は、姫路城の写真、右は、AucklandとChristchurchの写真。
会場の他の写真と比較して見て頂ければわかるかもしれませんが、このセクションの大きなコンセプトは、その場所の「シンボル」です。しかも、人工物。
それらを並べてまとめてみました。
一応、考えて配置しているのです!(笑)
そのシンボル写真の右側。
「天空の白雲の国」
NZは「長き白雲のたなびく地」です。
北島、南島それぞれの第一都市のシンボルと雲を絡めた写真を出しました。
左のAucklandの写真は、6月のホテル・シーショアでも展示していました。
評判が良かったので、6月に見て頂けなかった人のためにも展示しました。
あと、この2枚の写真は対比されています。
Aucklandの方は、Sky Towerが奥にあり、Christchurchの大聖堂は、手前に大きく写っています。
そういう対比も大事かと思います。
「天空の白鷺城」
僕の故郷である姫路のお城。
正直、天空というほどの高さはありませんが、アングル的には仰ぎ見る形で、空を入れて撮っているので、そう言ってもいいかな、と思ってそうしました。
もちろん、例の城との対比でもあります。
春の様子、秋の様子です。
右側は、6月のホテル・シーショアでも展示していました。
「天空の城」
「写心 of 天空のしろ」というタイトルだけを見た人は、もちろん、この竹田城の写真が見られると思ったことでしょう。
しかし、入ってみると、それがない!上記の写真群(NZの写真群)は一体どこの写真なんだ?!と思われたことでしょう。特に通りがかりで入られた方たちは。
最後の最後で、これが出てきて、ようやく、ああ、見られた、と思われたことでしょう。
これら写真は、昨年の11月、たった1回の訪れで撮影できたものです。
そういう説明をすると、1回でこれだけ撮れたの?すごい!とほとんどの方はおっしゃりました。
こういうものって運ですからね。
また、これら写真があったから、「写心 of 天空のしろ」というテーマでやってみようと思ったのです。
今年の2月頃からこのテーマを温めていました。
右側は、藤和峠から見た竹田城。
日が昇った後に撮影したのですが、このシルエット、雲、山並みがとてもいい雰囲気です。
気に入られた方は多かったです。
左側は、立雲峡から見た竹田城。
この写真では全くわかりませんが、鳥の群れが朝を知らせてくれています。
5枚組の中のセンターに位置する写真。
朝日がとてもいい感じで差し込み、雲を綺麗に赤く染めてくれています。
また、雲の隙間からちらりと見える、城址がとてもいいです。これも評判が良かったです。
右側は、全貌が見えた状態。
左側は、夜明け前の星空。
右側写真は、ある意味珍しいと思います。理由は、縦位置で撮影しているからです。
縦位置で撮影された竹田城址の写真てそんなにないと思います。
この場合は、「高さ」を強調したかったので、縦位置にしました。
下半分は雲しか写っていませんが、それでも、微妙な色の違いがとてもいいです。
この撮影の時、3時過ぎからスタンバイしていました。左側は、5時半頃の星空の様子です。
竹田城の写真といえば、城址からのもの、立雲峡から、藤和峠からの朝日が差した雲海の様子が一般的です。
こういう星空が映った竹田城写真はまずないと言っていいでしょう。
現場に到着した時、この日本でもこんなに星が見える場所があるんだ、と感動しました。
運良く、竹田城のある山がひょっこり現れ、星空と一緒に撮影出来ました。
これを是非、皆様に見て頂きたいと思い、出した次第です。
僕の予想通り、皆様もこの星空にうっとりでした。
また、TekapoやLake Mathesonの星空との対比でもあります。比べて頂ければ、日本でもこんなに綺麗に星って見えるんだ、と思って頂けたことでしょう。
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